今回の縄文杉トレッキングのために、いろいろとカメラ装備を整えました。
何せ、
- 往復22kmの距離
- 雨が降る確率が高い
- カメラを2台持参
という状況は、初めての経験だったからです。
縄文杉トレッキングに持参したカメラとレンズ
縄文杉トレッキングに持参したのカメラとレンズは、
- Canon EOS Kiss X2/EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS
- Canon EOS 5D Mark Ⅳ/EF24-105L IS II USM
です。
EOS Kiss X2は、7年前に購入してから長らく使い続けてきたカメラで、それに付けたEF-S18-55mm F3.5-5.6 ISも、そのときダブルズームレンズキットでカメラと一緒に購入したレンズです。
もう一方の、EOS 5D Mark Ⅳは、昨年末に清水の舞台から飛び降りる覚悟で購入した念願のフルサイズカメラで、それに取り付けたEF24-105L IS II USMも、レンズキットでカメラと一緒に購入したものです。
今回の旅をきっかけに、これらのカメラとレンズを長い距離、しかも、雨が降る可能性もある中、安全に持ち歩くためのグッズをいろいろと揃えました。
HAKUBAのドライクッションポーチ
そのうちのひとつが、HAKUBA(ハクバ)のドライクッションポーチです。
ザックの中にそのままカメラとレンズを入れるのは気が引けるので、ザックに入れるインナーバッグを探していたところ、防水性とクッション性を兼ね備えた汎用クッションポーチを謳う、このポーチを発見しました。
366日雨が降ると言われるほど、雨が降る確率の高い屋久島。登山中の衝撃を防止してくれるクッション性だけでなく、雨が降ったときに備えて防水性まで兼ね備えてくれているとはとてもありがたい。一石二鳥とはこのことです。
いかにも雨を弾いてくれそうなマットな質感のブラックにシンプルなロゴ、というデザインも、好みのタイプです。
こちらには、Canon EOS 5D Mark ⅣにEF24-105L IS II USMを取り付けた状態で収納。ドライクッションポーチのLサイズがぴったりでした。そしてこのドライクッションポーチをザックに入れて持ち歩きました。
HAKUBA(ハクバ)のドライクッションポーチには、S、M、L、Wサイズがあるようです。
PaaGo WORKS FOCUS
もう一方のEOS Kiss X2は、肩からかけられる防水バッグ、PaaGo WORKS FOCUSです。
EOS Kiss X2の方は、トレッキング中のスナップ撮りに使いたかったのですが、ザックにしまいこんでしまうと、ザックからの出し入れがいちいち面倒で、結局撮らずに終わってしまいそうなのが懸念点でした。
そこで、ある時は、肩からかけてショルダーバッグとして、またある時は、付属のアタッチメントを使ってザックと連結させることでチェストバッグとしても使える、このPaaGo WORKS FOCUSを発見し、即購入。
防水性もあり、インナーバックも付いていてある程度の耐衝撃性もありそうで、もう言うことなしです。HAKUBAのドライクッションと同様、マットなブラックが格好良くて、いかにも雨を弾いてくれそうな質感が安心感を与えてくれます。
EOS Kiss X2にEF-S18-55mm F3.5-5.6 ISを取り付けた状態でバッグに入れると、まだ余裕のある感じです。
本当は、EOS 5D Mark ⅣにEF24-105L IS II USMを取り付けた状態で、このバッグに入ってくれれば、1台体制で良かったのですが、試しに入れてみるとパツンパツンで、頑張ればギリギリ蓋が閉まるか閉まらないかという状態になるので、諦めました。
公式にも、Canon 70Dクラス標準ズーム付きで収納可能、と謳っているので、5Dを収納することはそもそも想定していないんでしょうね。
縄文杉トレッキングのカメラ装備を振り返って
結果、やはり、HAKUBAのドライクッションポーチに入れてザックにしまいこんでしまったEOS 5D Mark Ⅳの方は、メインの縄文杉と、ハート型のウィルソン株でしか取り出すことはなく、重い思い(シャレではない)をして持って行った割には、出番が少なかったと言う点は大いに反省です。
一方、肩に斜め掛けしたPaaGo WORKS FOCUSに入れて持ち歩いたEOS Kiss X2の方は、出し入れもストレスなくスムーズに行えたおかげで、自分なりにはまあまあ撮れた方かなと思います。大株歩道入口から縄文杉までの道中は、きつい登りに必死すぎて、カメラを取り出す余裕はあまりありませんでしたが。
撮れたと言っても、反省点はあります。今回は肩に斜め掛けしてショルダーバッグとして使用したため、登りが急になると、足をあげた時に膝がバッグに干渉するのがストレスでした。次回は、付属のアタッチメントでザックと結合し、チェストバッグとして使用してみたいと思います。
カメラを傷つけるのが怖い小心者で体力も登山技術もないわたしは、カメラをバッグに収納した状態で歩き、登山に必死になるあまり、撮影の頻度も下がってしまいましたが、観察していると、大型のカメラを裸のまま肩から下げたり、肩に取り付けたりして、トレッキング中もバシバシ撮っている猛者がたくさんいらっしゃいました。
装備も大切ですが、何より、装備が重くても写欲を削がれないだけの体力と、装備が裸でも衝撃を与えずに登ることができる技術をまずは備えることが大切だと痛感しました。