夏休みを利用し、2020年8月に白浜フラワーパーク Ocean’sにキャンプに行ってきました。
残念ながら、8月末をもって閉園するということで、これが最初で最後の白浜フラワーパーク Ocean’sになりました。
白浜フラワーパークOcean’sとは
白浜フラワーパークOcean’sは千葉県の房総半島最南端の海沿いにあるキャンプ場です。
海だけではなく、プールやお花畑、近くの施設に温泉まであり、朝日や夕日、夜には星が綺麗に見えるなど、大人から子供まで楽しめる場所になっています。
チェックイン
チェックインは12時となっていますが、それより早い時間に到着した場合は、受付で整理券が配布され、時間になったら整理券の順番で車で入場することができます。大まかなサイトの種類は予約時に決まっていますが、具体的な場所は、入場した順に選ぶというシステムのため、入場するまではドキドキが止まりません。
わたしたちも10時30頃に到着し、受付で整理券を受け取り、時間までは総合受付BASEやキャンプ場のなかを徒歩(12時前でも徒歩での入場は可能)で散策して時間を潰します。
売店にはOcean’sオリジナルの地ビールや、おつまみやカップ麺、缶詰、ドリップコーヒーなどもありました。
12時少し前になると、車で整理券順に整列するように声がかかり、車で順に入場します。入場すると、管理人のヨネさんが待っていて、そこで希望の場所を告げます。
我が家が予約したのはオートキャンプサイト(というか、オートキャンプしか空いていなかった)。第一希望は、Camp Site Cの角の「C-1」でしたが、案内された時には、すでにCamp Site Cはすべて、団体さんによって予約済みということで、第二希望の、Camp Site Aのうち、少し離れた位置にある「A-7」を選択。
どっちにしろ、オートキャンプサイトはどこも海に面していないので、広くて隣との距離が十分に取れる点を重視したという訳です。結果的には、「A-7」は広々としていて、ちょっとしたプライベート感も感じられ、ここを選んで正解でした。
散策
設営が終わったら、改めてキャンプ場内を散策。
まず、キャンプサイトに入場してすぐのお花畑では、暑さにも負けず、元気な顔でひまわりが出迎えてくれます。
場内のあちこちにある手作りの可愛い立て看板が、行きたい場所へ案内してくれます。
炊事場やゴミ箱も手作り感満載で温かみがあります。
キノコ感満載の可愛いトイレ。こちらも手作りというから驚きです。
他にも、廃材の蒔置き場があり、誰でも無料で利用することができます。こういう取り組みを行っているキャンプ場は珍しいそう。
キャンプ飯
おやつはアップルマンゴー
到着してまず、セブンイレブンで思いつきで購入した、冷凍のアップルマンゴーで一息。真夏の太陽がガンガンに照りつける中で食べるにはうってつけのデザートでした。冷たくて甘いマンゴーが火照った体に沁みます。
前菜は燻製
キャンプを始めたら絶対やってみたいと思っていたのが燻製料理。家では燻製の匂いが取れなくなりそうなのが怖くてなかなか挑戦できないからです。燻製器はないので、代わりに2つのスキレットに網を挟んだ簡易燻製器でチャレンジ。今回は、卵、ベーコン、チーズをスモークしてみました。
チップから煙が出るまでの火加減が弱く、スモークから煙が出始めるのに時間がかかったのが反省点ですが、スモークチップの量が多すぎたことが逆に功を奏したのか、なんとか綺麗にスモークできました。どれもしっかり燻製の風味が付いて美味。スキレットでは一度にたくさんの燻製ができない点が残念ですが、お手軽に少量だけ燻製料理を楽しむには良いかもしれません。
夜ごはんは夏野菜キーマカレー
今回のメインは、夏野菜キーマカレー。ルーは市販のものを使用。ご飯を炊き、みじん切りしたにんにく、ひき肉、玉ねぎ、ニンジンを炒め、ルーを入れて煮込む間に、夏野菜のオクラ、カボチャ、ナスをグリルします。半熟卵はセブンイレブンで調達。
スパイシーなキーマカレーは夏のキャンプ飯にぴったりの美味しさでした。お野菜もしっかり取れて大満足です。
朝ごはんは焼き鮭と卵かけご飯
朝ごはんは焼き鮭と卵かけご飯。もともとは1日目の燻製用に購入した生鮭でしたが、スモークサーモンを作るには1日塩漬けにし、さらに1日乾燥するなどの準備が必要ということで、2日目の朝食で焼いて食べることに。ところが、真夏のクーラーボックスでは保冷が十分でなく、少し生臭くなってしまいました。
卵かけご飯は食べるラー油を添えて。やはり卵かけご飯は正義です。
初めての乾燥撤収
今回は2日間とも晴天に恵まれ、わたしにとっては初めての乾燥撤収。
雨が降っていないと、こんなにも撤収が楽なんだということに今更ながら気づかされました。早く雨女を撤回したいものです。
まとめ
夏休みを利用し、最初で最後の白浜フラワーパークOcean’sでのキャンプを満喫してきました。
このキャンプ場の一番の魅力は、なんと言っても名物管理人のヨネさんを始め、スタッフのみなさんのホスピタリティでしょうか。初めて訪れるわたしたちにも常連さんにも、分け隔てなく、温かく、親しみを持って声をかけたり、気にかけてくれたりしてくださるのが、とても嬉しかったです。
度重なる台風被害を被りながらも、スタッフのみなさんの努力とそれを支えるキャンパーのみなさんの支援で、見事な復活と進化を遂げようとしていたなか、閉鎖することになったということで、本当に残念です。
わたしたちが想像する何倍ものいろんな思いがあると思いますが、それでも気持ちを切り替えて前を進もうとしているヨネさんやスタッフのみなさんのことを、この先も応援したいと思います。