2021年1月、森のまきばオートキャンプ場へ行ってきました。
森のまきばオートキャンプ場
森のまきばオートキャンプ場は千葉県にある、その名の通り、牧場タイプのキャンプ場です。
緑の芝生が一面に広がり、開放感があって広々とした気持ちの良いキャンプ場です。
朝イチで到着したので、まだまだ場所には空きがある状態。わたしたちは、スタッフの方からのアドバイス通り、「奥の方」に陣取ることにしました。
(画像は公式ページより引用)
その選択がのちの悲劇に繋がろうとは、このときは知る由もありませんでしたが。
強風でテント倒壊
場所が確保できたら、まずはタープを張ることに。
ところが、この日はなかなかの強風。
おニューのタープということもあってコツも掴めず、風でタープが旗めき、なかなかポールを立てることができません。
もしタープが倒れてだれかに怪我をさせるようなことになってはいけないと思い、どうしてもおニューのタープを立てたい夫をなだめすかし、タープは断念することにしました。
つぎにテント。こちらは風の中でもなんとか設営。
この時点で、なんやかんやでお昼過ぎ。
お腹もすいたということで、お昼ご飯を食べることに。
テントをシェルターとして使い、なかでお湯を沸かしてお昼ご飯の準備をしていたその時。
一瞬目の前が真っ暗になり、気付いたらわたしも夫も椅子ごとひっくり返っていました。
強風に煽られてテントがひっくり返り、それにつられて、わたしたちも椅子ごと吹き飛ばされたようです。
瞬時に助けに来てくれた隣のテントの方と、3人で風で飛ばないようにテントを押さえつつ、夫もわたしも擦り傷や軽いやけどはあるものの、大事には至らないことを確認。
テントだけではなく、キャンプ用品の収納袋も強風で吹き飛ばれ、ダッシュで捕獲。
走って戻る際に、思いっきりタープに足を取られ、転んでおでこを芝生に叩きつけたのは、やはり動揺してたからでしょうか。
大怪我はないものの、ガイロープは切れ、ポールは歪みまくり、とてももう一度テントを立てられる状態ではありませんでした。
1泊のつもりでしたが、こんな日に限って替えのテントもなかったので、泣く泣くお昼ご飯だけ食べてデイキャンプで帰ることに。
意気消沈のペッパーランチ
ショック状態のまま、ペッパーライス作り。
見た目の期待を裏切らず、まんまジャンクで美味でした。
ショックではあるものの、お腹は空いていたので、バクバク食べるわたしに対し、なかなかお箸(スプーン)が進まない夫。やはりこういう時、男は繊細で女は強しなのでしょうか。それともわたしがただ図太いだけ?
風でテントが壊れた理由
強風といっても、この日のこの時点での風速は秒速5m程度で、テントが壊れるとは想定していませんでした。
しかも、周りを見ても、テントが飛ばされたのは、簡易テントを除くと、我が家だけのように見えました。
なぜ、我が家のテントだけ飛ばされて壊れてしまったのか、自分なりに分析してみました。
テントの設営位置
森のまきばオートキャンプ場は、外側が高く、内側が低い、いわばお鉢のような地形です。
日によって違う可能性はありますが、その日は、内側から外側に吹き上げるように風が吹いていました。
我が家がテントを設営したのは、外側の高い位置だったため、より強い風に煽られてテントが吹き飛ばされたのではと推測します。
テントの入り口の向き
設営時は、テントの入り口の向きは、風上に対して90度だったのですが、途中で風向きが変わり、もろテントの入り口が風上になってしまったのも、原因のひとつだと思われます。風上に対して90度とは言わず、きっちり風下に入り口を設けるべきでした。
ベンチレーション
次の思い当たる原因としてはベンチレーション。
最初に設営した段階では、ベンチレーションを開けていたのですが、強風の状態では、閉じた方が良いのかと思い、途中で閉じてしまいました。
調べたところ、テントの中に風の通り道を作った方が良いとのことで、ベンチレーションは開けておくのが定石とのこと。
風の逃げ道がなくなったことで、テントを吹き飛ばす原因になったものと考えられます。
傷心の撤収
ペッパーランチを食べ終わり、すごすごと帰り支度。
助けていただいたお隣さんにご挨拶し、引き上げました。
受付で事情を説明したところ、デイキャンプの時間を30分ほど過ぎていたため、本来は一泊の代金となるのですが、状況に同情してくださったのか、ご厚意でデイキャンプ代金を差し引いて返金していただけました。
テントの修理
帰宅後、すぐにテントを修理に出し、修理時間に時間がかかったり、修理後に返送されてきたテントが修理されていなかったりと、いろいろと手違いがあったものの、そのお詫びとして修理代金が無料になったことは不幸中の幸いです。
まとめ
森のまきばオートキャンプ場にキャンプに行ったところ、強風に煽られテントが倒壊しました。原因は、テント設営位置が風の強い高い位置だったこと、テントの入り口が風上になってしまったこと、ベンチレーションを閉じてしまい風の抜け道がなくなったことが考えられます。
ショックなことではありましたが、隣のテントの方がすぐに助けに来てくださったり、キャンプ場の方がデイキャンプ扱いにしてくださったり、テントの修理代金を無料にしていただいたり、夫が大切なキャンプギアよりわたしの無事を先に確認してくれたり、人の温かさに触れることができた出来事でもありました。
今後も今回の反省を生かし、安全で楽しいキャンプライフを続けていきたいと思います。